草藪のなかでモゾモゾと動く黒い影。ときおりこちらの方をチラリと見ながら、警戒する様子もなく何かを食べています。
ヒグマの姿が捉えられたのは、北海道南部の松前町愛宕の住宅近くの草藪です。
5月27日午後7時半ごろ、60代の女性が自宅の外にいたところ「ガサガサ」という咀嚼音のような音を聞き、急いで家の中に戻りました。
目撃されたクマ(提供:道警)
窓越しに外の様子を確認したところ、約20メートル離れた場所にクマがいるのを発見しました。
クマはその後、藪の奥へと立ち去ったということです。
現場は住宅に近く、中学校から100メートルほどの距離にあり、人の生活圏に近いことから、町と警察は住民に注意を呼び掛けています。