レギュラーガソリン"170円"を突破…13年ぶりの異常事態 暖房費のかさむ冬の家計に大打撃

UHB北海道文化放送

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レギュラーガソリンが170円を突破。価格の高騰が止まりません。暖房費もかさむこの季節。家計を直撃しています。
 三宅 真人 記者:「あちらのガソリンスタンドは170円です。こちらは171円です。高いですね」
 北海道内のレギュラーガソリンの平均価格は今週、前週より1.6円高い170.1円となりました。
 北海道内で170円を超えるのは13年ぶりという異常事態。価格を抑えようと政府が石油元売り各社へ補助金を出したものの効果は薄く、灯油の平均配達価格も約2.3円上がり約114.3円と高騰しています。
 札幌市西区のこちらのガソリンスタンドでは他店との競争の中でレギュラーガソリンを2月9日、5円値下げし163円に。灯油も112円に抑えています。
 それでも消費者にとっては…。
 
 客:「高いと思います。灯油はポリタンクでしか買わないけど高いと思います」
 客:「もう少し安くなればいいと思いますけど、この状況じゃ無理だと思います」
 0歳と3歳の2人の子どもがいる4人家族の40代番組スタッフの自宅では、プロパンガスと灯油代を合わせた1月分の支払いが42000円を超えました。
 灯油が80円ほどだった2021年の1月分の支払いは33500円ほどで、約9000円高くなっています。
 プロパンガスの価格は数パーセントしかあがっていないことから、灯油の高騰が家計を直撃しています。
 店も、企業努力を続けていますが見通しは良くありません。
 中和石油 杉原 進也 マネージャー :「価格的に会社も頑張って、かなり厳しいところを攻めている。見通しとして下がるかというと、なかなか難しい」
 我慢の冬がしばらく続きそうです。