学生たちの育てた作物で夏にぴったりな一杯が生まれました。
北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」のビール醸造所「そらとしば」で、新たに誕生したビールがお披露目されました。
「かんぱ~~い!」
できたてのビールの開栓イベントが行われたのは、エスコンフィールドのビール醸造所「そらとしば」です。
誕生したのは、6月2日から提供が始まった季節限定ビール「ライ麦のヴァイツェン」です。
実はこのビール、江別市にある酪農学園大学の学生らと共同で開発されたものです。
作物学研究室の学生が研究の一環で栽培しているライ麦・ライ小麦を原料に約3割使用しました。
その目的は?
「ライ麦・ライ小麦はあまり国内では食用としては流通していない。食用としても使える道を模索したいということで、ビールに使わせていただいた」(そらとしば 三田昂平さん)
「自分の大学で作られた作物が地域の人たちに喜んでもらえるのはうれしい」
「自分たちが作った作物でおいしいビールができたのはいい経験になりました」(ともに酪農学園大の学生)
5月上旬に仕込み、学生たちの思いが詰まった渾身の一杯。
気になるその味は―
「お~とっても爽やかですね。バナナのような香り、最後にライ麦の複雑味みたいなものがあって、エスコンフィールドの開放的な空間にぴったりです」(八木隆太郎フィールドキャスター)
「ヴァイツェンというビールは“白ビール”とも呼ばれていまして、これからファイターズも盛り上がってくると思うので、“白星”を願ってこのビールを楽しんでもらえたら」(三田さん)
6月14日にはエスコンフィールドで今シーズン初めて屋根を開いたルーフオープンで試合を開催予定。
青空の下、学生たちの思いが詰まったさわやかな一杯を味わってみては。