”座礁タンカー”ようやくえい航 13日朝にも函館港へ 海保は「業務上過失往来危険」の疑いで捜査 船長らを事情聴取する方針 北海道・函館市恵山岬沿岸

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 北海道・函館市の沿岸で座礁したタンカーは1月12日午前、ようやくえい航されました。
 事故について海上保安部は、業務上過失往来危険の疑いで調べを進めています。
 「いま船がゆっくりと動きました」(佐藤 健 カメラマン)
 事故から1週間、「さんわ丸」は12日午前11時すぎ、3度目の引き出し作業でようやくえい航され、13日朝にも函館港に入港する見通しです。
 「よかった。安心しているところです。できれば1日も早く漁をしたい」(えさん漁協 上見 孝男 組合長)
  船内に浸水などは確認されませんでした。
 「さんわ丸」は急角度で進路を変えて座礁していて、当時、海上保安本部が危険を知らせるため繰り返し呼びかけましたが、少なくとも5分以上、応答がありませんでした。
 海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで捜査を進め、船長らから事情を聴く方針です。