高校に“子ジカ”が9時間以上居座る…体長1.5メートルほど「危害を加えないようゆっくりいてもらえれば」札幌市内で計3件の出没―2024年北海道内でシカと車両の接触事故は過去最多5460件に

UHB北海道文化放送

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 7月1日朝、市街地にシカの出没が相次ぎ札幌市内だけで3件。
 白石区の高校では子ジカが迷い込んでから9時間以上、居座り続けています。
 1日午前8時ごろ、札幌市白石区の札幌東高校の駐車場に体長1.5メートルほどの子ジカがいるのを生徒が発見。
 札幌市の職員らとのにらみ合いが続きました。
 「(Q:このあたりはシカ出る?)いえ、ほとんどいない。静かに生徒へ危害を加えないように、ゆっくりいてもらえればと思う」(札幌東高校 高橋昌宏副校長)
 願いは通じたものの、居心地がいいのか高校にじっくり居座ること約9時間。
 現在も敷地内でくつろぎ続けていて、今後、区などが対応するとしています。
 シカの出没が相次いだ1日朝の札幌市。
 午前7時30分ごろには清田区で小学校のグラウンドを走る様子が目撃されたほか、豊平区では国道近くで佇む姿が確認されています。
 2024年、北海道でのシカと車両の接触事故は5460件と過去最多に。
 2025年も前年を上回るペースでシカとの事故が起きていて注意が必要です。