真夜中に…国の重要文化財 道庁"赤れんが庁舎" 隣の見学施設で火事 約2時間半後に鎮火 札幌市

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10月3日未明、札幌市中央区の北海道庁赤れんが庁舎に隣接する建物が燃える火事がありました。
 真っ赤に燃える炎、そして時折黒い煙が吹きあがります。
 3日午前0時半ごろ、札幌市中央区北3条西5丁目にある、道庁赤れんが庁舎に隣接する見学用の施設で火事がありました。
 消防車など18台が出動して消火活動が進められ、3階建ての建物約470平方メートルのうち約300平方メートルを焼き、出火から約2時間半後の3日午前2時54分ごろ、消し止められました。
 けがをした人はいません。
 この建物は、改修中の赤れんが庁舎を見学するための施設で、この3階部分から出火したとみられています。
 見学施設の中には赤れんが庁舎のシンボルでもあった八角塔の屋根が保管されていますが、警察によりますと、消火の水に濡れたものの、今のところ焼損は確認していないということです。
 道庁赤れんが庁舎は、国の重要文化財に指定されていて、2019年10月から大規模改修のため休館となっていて、2022年8月には、八角塔が取り外されて、見学施設に保管されています。