住宅を真っ赤に包む激しく立ちのぼる炎。
消防への通報は午前5時すぎ。この家に住む娘からでした。
「建物が燃えていて、人に火がついている」
火事があったのは北海道士別市大通西14丁目の2階建ての住宅。
火は約2時間後に消し止められましたが…
1階の寝室から1人の男性の遺体が見つかりました。
この家に住む80代の父親とみられています。
通報した娘と母親の2人は病院に搬送されましたが、いずれも意識はあるということです。
長男は逃げて無事でした。
火元の家は、高齢の夫婦と、50代の息子、40代の娘の4人家族。
いったい何があったのでしょうか。
「ご主人が介護認定もらっていた。奥さんは元気な方。娘さんはあまり会わない。(Q息子は見たことあるか?)知らない」(近所の人)
警察による午後からの現場検証。
押収したのは灯油などを入れるのに使うポリタンクです。
消防によりますと、玄関に置かれていた灯油のポリタンクが焼けた室内に放置された状態で見つかったということです。
警察は放火も視野に、長男から詳しい事情を聴いています。