4月、札幌市厚別区の住宅から現金1800万円あまりを盗んだ疑いで男2人が逮捕された事件で、住人の高齢女性は事件前に、いわゆるアポ電で不審な指示を受けていました。
窃盗などの疑いで送検された静岡県の望月清靖容疑者(44)ら男2人。
4月、札幌市厚別区で1人暮らしの70代の女性の自宅から現金1840万円などを盗んだ疑いが持たれています。
女性は事件前、団体職員を名乗る男らから 「1人暮らしですか?」などと家族構成などを聞き出す、いわゆるアポ電を受けていました。
その中で女性名義で違法な送金があるなどと脅され「毎日100万円ずつ現金を引き出し自宅のお菓子の箱に保管して」などと解決費用を用意するよう迫られました。
女性が指示に従い現金をため続けると事件当日に「書類にサインをもらいたい。中央区内のホテルに来てほしい」と女性に外出を促す電話がありました。
女性が留守にしたところ、その間に自宅が荒らされお菓子の箱から現金が盗まれたということです。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、組織的な犯行の可能性があるとみて調べています。