新聞配達員がクマに襲われ死亡した北海道南部の福島町では、7月16日に設置した箱わなにクマはかからず、依然として警戒が続いています。
【手がかりの写真】 相次ぐヒグマの目撃情報 痕跡も次々と―警戒続く北海道福島町
「この付近で箱わなが仕掛けられているとみられています。しかし、現在もクマがかかっているという情報はありません」(阿部空知記者)
新聞配達員の男性がクマに襲われ死亡した福島町。
16日に設置した6つの箱わなにはクマはかからず、依然として捕獲に向けた対応が続いています。
出没が相次ぐ地区では17日、燃えるごみの収集日で、町民から不安の声が上がっています。
「クマに荒らされてから、匂いがしないように生ゴミを冷凍保存している」(福島町民)
店の営業時間短縮や町内の施設休館のほか、8月の大相撲の合宿が中止となるなど、影響が出ています。