動物の移動と違法建築物の撤去を進めている北海道札幌市南区の民間動物園、ノースサファリサッポロで春の出産シーズンを迎え、札幌市から困惑の声もあがっています。
母親に寄り添う赤ちゃん。札幌市南区の動物園、ノースサファリサッポロのSNSで公開されている4月に産まれたホッキョクオオカミの赤ちゃん2頭の映像です。
園は、飼育小屋など違法建築物156棟の撤去と640匹の動物の移動を進めていますが、3月時点で移動したのは210匹にとどまっています。
半数以上の移動のめどが立たない中、SNSでは他にもヒツジやペンギンなど春のベビーラッシュを迎えていることが報告されています。
札幌市の関係者からは「自然の摂理なので仕方ないが、何をやっているのか」と困惑の声も上がっています。