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※ 視聴回数は1日1回更新されます。オムロンが開発している卓球ロボット「フォルフェウス」が13日、パリ五輪の卓球団体で銀メダルを獲得した張本美和選手と対戦した。フォルフェウスはセンサーや人工知能(AI)などオムロンの技術力を結集し、ラリーを続けることができるロボット。だが、世界トップクラスの選手ともなると、球の回転もスピードもケタ違い。果たして、打ち返せたのか。
フォルフェウスは台の真上に搭載した三つのカメラで人の動きや球の位置を感知。球の軌道を予測してラケットを的確に繰り出し、打ち返す。「人と機械の融和」をテーマに、人に勝つのではなく、練習相手として成長を促すことを目的にしている。
東京ビッグサイトで同日まで開催された国内最大級の半導体業界の展示会「セミコン・ジャパン」で、最新の第9世代がお披露目された。生成AIを搭載し、相手と会話しながら練習できるようになった。
張本選手は事前にフォルフェウスの動画を見てきたといい、「すごい強かったので結構ドキドキしています」と話して、ラリーに臨んだ。
初めはゆっくりのテンポで、お互い難なく打ち返す。フォルフェウスが「卓球経験者とお見受けしました」と声をかけると、会場からは笑いも。「もう少し速くするね」と速いボールでコースを攻め合い、最後は張本選手がロボットも追いつけない強烈なスマッシュを決めた。