万博、深夜に一部パビリオンを開放し帰宅困難者を受け入れ メトロ運転見合わせの影響で

朝日新聞社

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万博会場のある夢洲(大阪市此花区)につながる唯一の鉄道路線である大阪メトロ中央線が13日夜に運転を見合わせた影響で、大勢の来場者や関係者が14日朝まで会場内にとどまらざるを得ない事態となった。
中央線をめぐっては、13日午後9時28分ごろ、コスモスクエア―大阪港駅間での停電の影響で、夢洲―長田駅間で運転を見合わせた。夢洲駅は万博会場の東ゲートの最寄り駅。同日午後10時10分に夢洲駅と1駅隣のコスモスクエア駅の間で折り返し運転を始めたが、夢洲駅から東ゲートまで大勢の来場者が滞留した。中央線が全線で運転を再開したのは、約8時間後の14日午前5時25分。多くの来場者が帰宅困難となり、大屋根リングの下にあるベンチに寝そべったり、開放された一部のパビリオンに入ったりして一夜を過ごした。