インド西部アーメダバードで12日に起きた旅客機の墜落事故で、同機を運航していたエア・インディアは、乗客・乗員242人のうち乗客1人の生存が確認されたものの、残る241人の死亡が確認されたと発表した。同機は離陸直後に空港近くの公立医科大学などを直撃し、地上での被害も拡大。
PTI通信によると、地元警察幹部は記者団に「265人の遺体が収容されたとの情報を得ている」と語ったという。
墜落現場の医科大学は、空港の滑走路の先端から2キロほどの位置にある。病棟や校舎などが立ち並ぶ広い敷地内で、教職員らの居住棟付近を直撃したという。
現地からの映像では、機体の一部が建物に突き刺さったような状態で残り、食堂の壁には大穴が開いた。食事を盛った状態の皿などが散乱し、食事時だったことをうかがわせる。