「信頼していた友人に命奪われ悔しい」遺族が法廷で訴え 近大剣道部員が暴行され死亡 検察は懲役5年を求刑

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MBSニュース

 近畿大学の元剣道部員の男が、同級生の部員に暴行を加え死亡させた罪に問われている裁判で検察側が懲役5年を求刑しました。
 起訴状などによりますと、近大剣道部に所属していた林陽暉被告(22)は去年10月、東大阪市の路上で同級生の男性部員(当時21)の顔面を殴るなどして転倒させ死亡させた罪に問われています。
 11月21日は男性部員の父親が出廷し「信頼していた友人に未来の可能性、命を奪われたことが悔しくてたまりません」と述べ、検察側は懲役5年を求刑しました。
 弁護側は「頭を殴ったわけではなく偶然が重なった不幸な事件だ」として執行猶予付きの判決を求めました。林被告は「一生償いと反省を込めて生きていきたいと思います」と謝罪しました。
 判決は11月29日に言い渡されます。