ペットの遺骨灰で手元供養 陶芸家の山川敦司さん

時事通信映像センター

ペットの遺骨灰を球体や生前の姿を模した形などに加工して、飼い主だった人たちの手元供養に役立ててもらう。陶芸家としての経験を生かし、不純物をほとんど含まずに遺骨灰を石化させる世界初の技術を開発した清水焼の窯元4代目の山川敦司さん(62)は「大切なペットを失った人の安らぎになれば」と話す。
幼い頃から犬を何匹も飼ってきた経験から「ペットを家族の一員として供養してあげたい」と感じていた山川さん。陶器を作る時に灰を釉薬(ゆうやく)として使うことに着想を得て、遺骨灰そのものを固めることができないかと考えたという。