初の全線新設、ＬＲＴが開業　構想から３０年「ライトレール」 工業団地結ぶ１４．６キロ・宇都宮

次世代型路面電車（ＬＲＴ）で宇都宮市中心部と郊外の工業団地を結ぶ「宇都宮芳賀ライトレール線」が２６日、開業した。全線新設は全国初。構想から約３０年を経て実現し、交通渋滞の緩和などが期待される。
　宇都宮駅東口―芳賀・高根沢工業団地間の１４．６キロを４４分で結ぶ。車両「ライトライン」（３両編成）は定員１６０人。大きな車窓を配した近未来的なデザインで、振動や騒音が少なく、ベビーカーや車いすでもスムーズに乗り降りできる低床式が特徴だ。