投資会社SBG、剣が峰に 「家康」引き合いに反省の弁 孫氏

時事通信映像センター

ソフトバンクグループ(SBG)が2022年4~6月期連結決算で、国内上場企業として過去最大の赤字を計上した。2四半期連続の大幅赤字で、一時は7兆円を超えた「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の累計投資利益も吹き飛んだ。業績悪化の主因となっている世界的な株安の回復は見通せず、投資会社SBGは剣が峰に立たされている。
 「大きな利益を出したときに有頂天になる自分がいたことが恥ずかしい」。東京都内で8日に開かれたSBGの決算説明会。いつもは強気の孫正義会長兼社長は、「三方ケ原の戦い」で武田信玄に敗れた徳川家康が慢心の戒めに描かせたとされる「しかみ像」を引き合いに、反省の弁を繰り返した。