同性パートナーは「支給対象」 犯罪遺族給付金で初判断 最高裁

時事通信映像センター

同性パートナーを殺害された内山靖英さん(49)=名古屋市=が、犯罪被害者遺族給付金を不支給とした愛知県公安委員会の処分は違法として、県に処分取り消しを求めた訴訟の上告審判決が26日、最高裁第3小法廷であった。林道晴裁判長は「同性パートナーは支給対象になり得る」との初判断を示し、請求を退けた二審判決を破棄。内山さんについて支給の可否を判断するため、審理を名古屋高裁に差し戻した。