1100年続く「捨身の行」僧侶が角材先端から7メートル下の琵琶湖へ飛び込む「棹飛び」 比叡山の修験道場

共同通信社

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滋賀県近江八幡市の伊崎寺で1日、比叡山を巡る「百日回峰行」を終えた僧侶たちが、切り立った岩場から約7メートル下の琵琶湖に飛び込む修行「伊崎の棹飛び」に挑んだ。突き出した岩場に設けられた角材(長さ約14メートル)の先端まで1人ずつ進み、それぞれ手を合わせたまま飛び込んだ。伊崎寺は比叡山延暦寺の修験道場として知られる。伝承によると、棹飛びは人々の願いをかなえるため自らを犠牲にする「捨身の行」とされ、1100年以上続いている。