「ほんとはええところやねん」詐欺が多いとされるインドのコルカタ、関西弁ガイドのあふれる優しさ

共同通信社

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「近くでチャイでもしばいていかへんか?」。インド東部を代表する大都市コルカタの安宿街に流ちょうな関西弁が響く。声の主はインド人ガイドのサトシさん。日本人旅行者との会話で関西弁を習得した。コルカタは詐欺師やぼったくりが多いと言われるが「本当はええところやと知ってほしい」と願う。
本名はナビンシンハさん。生年月日は「おかんに聞いたけど、分からへんねん」。1974年1月生まれの50歳ということにしている。
30年以上、日本人旅行者を見てきて変化を感じる。以前は相手を信頼できるかどうか対面で必死に見極めようとしていたが、最近はスマートフォンをのぞいてばかり。「相手の目をしっかり見て話さな、だまされてしまうで」。心あるガイドからの忠告だ。