人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する野原家と関係が深い秋田、埼玉、熊本の3県が20日、さいたま市で「家族都市」の協定を結んだ。原作漫画の出版元の双葉社も加わり、野原家を通じた「家族」として、観光振興や地域活性化に取り組む。野原家はしんのすけ(しんちゃん)とひまわりの兄妹、父・ひろし、母・みさえの4人家族で、住所は埼玉県春日部市。ひろしは秋田県、みさえは熊本県出身とされている。協定の締結式に出席した秋田県の佐竹敬久知事は「さまざまな面でつながりながら、お互いに活性化を目指していきたい」と述べ、熊本県の蒲島郁夫知事は「3県の協力は新たな試みで、復興支援になる」とコメントした。