パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で1年となるのを前に、世界各地で5日、戦闘反対と停戦実現を訴えるデモが開かれた。参加者はイスラエルの攻撃や米国の支援を批判し「ガザから、レバノンから、中東から手を引け!」「パレスチナに自由を」などと叫んだ。ニューヨークの繁華街タイムズスクエアのデモには数千人が集結。冒頭、主催者の呼びかけで犠牲者に黙とうをささげた。涙を浮かべる女性の姿もあった。マイクを持った男性が「ガザと共に最後まで戦う」と話すと、参加者は歓声で応じた。その後、デモ隊は「ガザを解放せよ」「イスラエルの占領は犯罪だ」とシュプレヒコールを上げながら行進。周囲では多数の警官隊が警戒した。