「漂流教室」や「まことちゃん」などで独自の作風を築いた漫画家の楳図かずお(本名一雄=かずお)さんが10月28日死去した。88歳。和歌山県生まれ。葬儀は関係者で行った。 小学4年で漫画を書き始めた。「へび少女」「おろち」「猫目小僧」などでホラー漫画の第一人者に。荒廃した未来の世界へ小学生らがタイムスリップする「漂流教室」などで人気を博した。1976年連載開始の「まことちゃん」は、幼稚園児の主人公のとっぴなギャグで笑いを巻き起こした。中指と小指を折り曲げる「グワシ」のサインは、子どもたちの間で大流行した。