捜査関係者から「じいさんず」と呼ばれた3人組の窃盗団のうち、88歳と71歳の男の裁判が札幌地裁で開かれました。
起訴状などによりますと、海野秀男 被告(88)と松田秀美 被告(71)は2024年5月に共謀して江別市内の空き家に忍び込み、ウイスキーなど(時価1万円相当)を盗んだとして、海野被告が常習累犯窃盗、松田被告が窃盗などの罪に問われています。
札幌地裁で9月10日に開かれた初公判で海野被告は起訴内容を認めましたが、松田被告は「盗みをする目的で運転したが邸宅侵入と盗みはしていない」などと主張しました。
検察側は、2人が別の事件で服役していた札幌刑務所を出所後、一緒に空き巣を繰り返していたとしていて、追起訴する方針です。