「漁師の番屋が燃えている」線路沿いの建物や船などが激しく燃える火事…快速列車など38本が運休、現場に停車したままの列車も_JR函館線の手稲~小樽駅間・上下線が終日運転見合わせに<北海道小樽市>

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 5月13日午後、北海道小樽市のJR函館線・銭函駅の近くで建物が焼ける火事がありました。
 この火事で、手稲駅と小樽駅の間の上下線が運転が見合わせとなり、JRは午後6時ごろ終日運転見合わせとすることを決めました。
 13日午後4時ごろ、小樽市銭函1丁目で近くにいた人から「漁師の番屋が燃えている」と消防に通報がありました。
 この火事で線路に隣接する木造の番屋が焼けたうえ、火は陸にあった船2隻と海上の船1隻に燃え移りました。
 上空からの映像では、現場から離れた住宅でも電線などから火が噴き出す様子が確認できました。
 この火事により、函館線の手稲駅から小樽駅の間の上下線で運転見合わせとなり、午後6時25分までに、快速エアポート14本を含む列車38本が運休しました。
 また小樽発千歳行き普通列車(約100名乗車)と、小樽発新千歳空港行き快速エアポート140号(約200名乗車)が停車したままとなりました。
 普通列車の乗客100人は歩いて銭函駅へ移動し、JRが用意したバスに乗り換える予定です。また快速エアポートの乗客200人については、別の列車を手配中です。
 これまでのところ、けが人の情報は入っていません。消防と警察が状況を確認しています。
 JRによりますと、火事の影響で線路設備に大きな損傷を受けていて、14日以降の運転再開についてはメドが立っていないということです。