ケムシが大発生している北海道函館市で、市民から700件以上の苦情が市に寄せられていることがわかりました。
ムシ嫌いの人を恐怖のどん底に突き落としている白いケムシ。
「アメリカシロヒトリ」というガの幼虫です。
函館市内では、街路樹や公園のベンチや遊具など、いたるところに密集しているのが確認できます。
毒性はありませんが、木からポトリと落ちて、歩いている人の髪の毛の中や背中に入ってしまうことも…
滑り台にもびっしりとケムシが…
函館市内では2000年に発生し、その後、数年ごとに夏にかけて大量発生を繰り返していると言います。
あまりの多さに、市民からは「街路樹に大量に毛虫がいる」「どうにかしてほしい」といった苦情や助けを求める声が700件以上(~9月12日)市に寄せられているということです。
市では薬剤を用いた駆除を続けるとともに、「気温の低下で、すでに出没のピークは過ぎた」として、市民に冷静な対応を呼び掛けています。