北海道南部の福島町でヒグマに襲われて死亡した新聞配達員の男性は、襲撃の4日ほど前から何度もクマにまとわりつかれ、身の危険を感じていたことが分かりました。
7月12日未明、福島町の住宅地で、新聞配達員の佐藤研樹さん(52)がクマに襲われて死亡しました。
関係者によりますと、佐藤さんは事故の4日ぐらい前からクマを3回ほど目撃していたとみられることが新たに分かりました。
「事件の前日に(母親に)ぼそっと『ナイフ持って行った方がいいかな?』って言っていた」(佐藤さんを知る人)
佐藤さんを襲ったクマは4年前にも町内の女性を死亡させたクマで、18日未明にハンターにより駆除されています。