少数与党で政権運営 石破氏が30年ぶりの決選投票で再び首相に選出…北海道で第一党となった立憲民主党「重みを受け止める」“与野党伯仲国会”の行方は

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 11月11日に召集された特別国会で、自民党の石破茂総裁が再び総理大臣に選出。
 衆議院では与党が過半数割れしたため、立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票となりました。
 1994年以来30年ぶりのことです。少数与党による厳しい政権運営が予想されます。
 10月に行われた衆議院選挙。北海道でも裏金問題による逆風が与党に吹き荒れました。
 北海道5区ではその当事者となった自民党の和田義明さんが落選するなど、北海道内12選挙区のうち自民党は3議席にとどまりました。
 一方、立憲民主党は9選挙区で勝利し大躍進。
 比例復活を含めると、選挙区に出馬した全ての候補者を国会に送り出しました。
 第2次石破内閣の発足に、北海道民は。
 「頑張ってくださいと言うしかない。まだ始まったばかりなので、期待してどうなるか」
 「裏金などが問題となっても総理大臣になれることには驚く」
 「大丈夫なのかという心配がある」
 「最初は大変かもしれないけれど、結果的に国民のためになってほしい」(いずれも北海道民)
 「釧路市をもう少し何とかしてもらいたい」
 「今までが悪かったから、活気を取り戻してほしい」
 
 「釧路市は人口も減って大変。大きな産業があれば、もっと景気も良くなるのではと思う」(いずれも釧路市民)
 選挙区で敗れ比例復活した、自民党の中村裕之道連会長は。
 「自民党の北海道選出議員の人数が減ったので、与党になって役割を果たすためには当選した議員が今まで以上の働きをする必要がある。選挙区で空白区が増えたが、地方議員と連携して政策を進めていく必要がある」(自民党 中村 裕之 道連会長)
 大躍進した立憲民主党の逢坂誠二道連代表は。
 「北海道12選挙区の全ての候補者が当選することができ、われわれが第一党の立場。その重みを受けとめ、選挙でいろいろなことを話したので、政策が具現化できるよう頑張りたい」(立憲民主党 逢坂 誠二 道連代表)

 与野党伯仲国会の行方が注目されます。