【旭川いじめ自殺】 死亡した女子中学生の遺族が約1億1000万円の“損害賠償”求め旭川市を提訴…遺族の弁護士「市側が対策を講じなかった安全配慮義務違反にあたる」と主張

UHB北海道文化放送

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 4年前、北海道旭川市で女子中学生がいじめを苦に自殺した問題で、遺族が約1億円の損害賠償を求め旭川市を提訴していたことがわかりました。
 当時14歳の広瀬爽彩さんが旭川市の公園で凍死した問題で、遺族側は、市がいじめに対して適切な対応を怠ったなどとして市を相手取り、約1億1000万円の損害賠償を求め提訴したことが分かりました。
 遺族の弁護士は、爽彩さんへのいじめがあったにも関わらず、市側が対策を講じなかったとして、安全配慮義務違反にあたると主張しています。
 旭川市教育委員会の野崎幸宏教育長は「訴状が届き次第、適切に対応したい」としています。
 「いじめ被害が存在しなければ当該生徒の自殺は起こらなかった」(再調査委員会 野村武司 副委員長)
 この問題をめぐっては2024年、再調査委員会が爽彩さんが受けた7つの行為をいじめと認定し、自殺との因果関係を認める約400ページにわたる報告書を市長に提出していました。