無許可で飼育小屋などを建てていた北海道札幌市の「ノースサファリサッポロ」が2月18日に撤去計画を提出したことを受け、市民からは動物の行き先を心配する声が上がりました。
札幌市が事実上の閉園命令を検討している南区の民間の動物園「ノースサファリサッポロ」。
開発が制限される市街化調整区域に飼育小屋など156棟を違法に建てていましたが、18日、運営会社が建物すべてを撤去する計画書を市に提出しました。
ただ、撤去に伴う動物の移転先が明らかになっていないため、市民からは動物たちを心配する声が上がりました。
「(撤去を進めるときは)動物の命を優先するべきでしょう」
「(動物の移転先確保は)時間をかけてでもちゃんと動物優先でやってほしい」(いずれも札幌市民)
札幌市は「動物の移転先がないと計画の実効性がない」としていて今後、内容を精査する方針です。