防犯カメラが捉えた男の姿 診療中の歯科医院に侵入し窃盗…通用口から堂々と 「鉢合わせしなくて不幸中の幸い」

UHB北海道文化放送

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診療中の歯科医院に忍び込み、現金やバッグなどを盗んだ男。
 防犯カメラが、その姿を捉えていました。
 その時、医院は診療中。
 被害を受けた院長が語った犯行の様子とは。
 職員が出入りする通用口から、ごく自然な様子で入ってきた1人の男。
 その数分後、入ったときには持っていなかったバッグを手にして再び通用口から出ていきました。
 北海道札幌市清田区の歯科医院に設置された、防犯カメラの午後5時ごろの映像です。
 男は土足禁止の院内をそのまま歩いて職員の更衣室に向かい、ロッカーから手提げバッグなどを盗んだとみられます。
 侵入から外に出るまで、わずか2分半あまりの犯行。
 被害にあった歯科医院の院長は。
歯科医院の院長:「診療時間中に泥棒に入られた。スタッフ数名のかばん・財布・携帯など所持品を盗まれた。診療を一生懸命していたので、気づかなかった」
 建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕された、札幌市豊平区の無職・伊藤京哉容疑者。1月30日午後5時ごろ、札幌市清田区の歯科医院に侵入し、現金約12万円のほか財布やバッグなど49点を盗んだ疑いがもたれています。
 当時、通用口に鍵はかかっていませんでした。
 歯科医院の院長:「不幸中の幸いというのか、容疑者と鉢合わせ殴られたりして健康被害を受けていたら、さらに深いダメージを負っていた」
 調べに対し伊藤容疑者は「今は頭が混乱していて、なんと言っていいかわからない」などと容疑を否認しているということです。
 また、警察によりますと2022年11月以降、札幌市と小樽市で別の歯科医院や住宅が狙われる侵入・窃盗事件が20数件起きていることから、余罪の可能性もあるとみて関連を調べています。