車の中で女子高校生と女子大学生が焼死 火を燃え移らせ"自殺ほう助"の罪に問われた被告の女に『懲役3年、保護観察付き執行猶予4年』の有罪判決 札幌地裁「家族関係や暴力などで悲観、同情すべき点もある」

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 北海道江別市で2024年3月、乗用車に火を燃え移らせ、SNSで知り合った女性2人を焼死させて自殺をほう助した罪に問われている女に対し、10月21日、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年の判決が言い渡されました。
 北海道寿都町の無職、井上沙織被告(26)は3月、江別市の野幌森林公園の駐車場で、車に練炭の火を燃え移らせ、女子大学生と女子高校生を焼死させ、自殺をほう助した罪に問われています。
 これまで検察側は「自身のみ、車内から脱出した行動は身勝手」などとして、懲役3年を求刑していました。
 21日の判決で、札幌地裁の加島一十裁判官は「2人の尊い命が奪われたことは重大」としながらも、「家庭内暴力で悲観的になるなど、同情すべき点もある」などとして、井上被告に懲役3年、保護観察付き執行猶予4年を言い渡しました。