北海道警・札幌東署勤務の巡査部長が、無施錠の20代女性宅に侵入したとして3月7日、逮捕されました。
住居侵入の現行犯で逮捕されたのは、江別市文京台に住む、札幌東署の巡査部長、西尾将希(まさき)容疑者(41)です。
道警監察官室によりますと、西尾容疑者は、7日午前3時30分ごろ、正当な理由がないのに、江別市内の共同住宅で、玄関が無施錠の20代女性宅に侵入しました。
被害女性は自宅にいて「人が家に入ってきている」と110番通報。一緒に住んでいる20代男性とともに、西尾容疑者を追いかけて身柄を押さえ、警察に引き渡しました。
その際、西尾容疑者は、男性に対し、持参していた催涙スプレーを吹きつけ抵抗しました。
男性に大きなけがはありませんが、目の痛みを訴え病院で手当てを受ける予定です。
西尾容疑者は、侵入した女性と同じアパートに住んでいて、これまでの調べで「お金を盗む目的で入ったのは間違いありません。お金に困っていた」などと容疑を認めているということです。
西尾容疑者は、犯行前の3月6日は、朝から夕方までの通常勤務をしていました。
今回の事件を受け、北海道警本部監察官室の久馬昌司室長は、「職員が逮捕されたことは言語道断であり、被害者及び関係者の方々に深くお詫び申し上げます。今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処いたします」とコメントしています。
警察は、傷害容疑での立件も視野に調べを進めています。