12月8日の北海道内では凍結路面のスリップによると見られる事故が相次ぎましたが、札幌市内でもツルツル路面が車道にも歩道にも現れました。
これからの季節、雪道で転ばないために気を付けるポイントを専門家に聞きました。
「凍ってました。朝すごい滑って気を付けて歩きました」(市民)
7日からの雨が雪に変わった札幌の8日の最低気温は、氷点下2.3度まで下がりました。
アイスバーンが出現し、横断歩道を慎重に渡る市民の姿も見られました。
札幌市消防局によりますと、今シーズン雪道で転倒して救急搬送された人は、8日までに124人と、まだ根雪でないのに、2022年を2人上回っています。
まだ雪道に慣れていない12月までが転倒事故が増える時期で、札幌ではすすきの地区が最も事故が発生する場所です。
そこで、雪道での転倒防止について発信しているウインターライフ推進協議会に、歩き方のポイントを聞きました。
「滑るところは歩幅を小さく。(重心は)後ろに乗らないでどちらかというと体は前に。重心が前に乗ってる方が転ぶ確率は低くなります。手袋と帽子を身に着けて欲しい」(ウインターライフ推進協議会 永田泰浩さん)
これからの季節、特にツルツルになりそうな場所はこちらです。
・横断歩道:人や車で磨かれやすく、傾斜も。白線の上は特に滑りやすく要注意
・ロードヒーティングの切れ目:段差ができて滑りやすくなる
・地下鉄・地下街の出入り口
・バスの乗降場所なども踏み固められてツルツルになりやすい場所
十分に気を付けてゆっくり歩くことを心がけましょう。