ウクライナ侵攻で日露交渉に遅れ 北方領土の貝殻島周辺"コンブ漁"…6月中旬以降に出漁の見通し

UHB北海道文化放送

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北方領土の貝殻島周辺のコンブ漁について、日露間の交渉が6月3日妥結しました。出漁は大幅に遅れる見通しです。
 貝殻島周辺のコンブ漁は、日露間で操業条件を交渉し、例年6月1日に解禁されていましたが、2022年はロシアのウクライナ侵攻の影響で交渉の開始が遅れ、6月3日妥結しました。
 コンブ漁師 柿本 康弘さん:「貝殻島でのコンブ漁が無ければ、何百といる漁民の生活が厳しくなるのでありがたい」
 北海道水産会によりますと、妥結したコンブの採取量は2021年より89トン少ない、3千381トンで、ロシア側に支払う採取権料は、233万円少ないおよそ8千851万円です。
 出漁は6月中旬以降になる見通しですが、操業期間は2021年と同じ9月30日までです。