<人手不足に老朽化も>札幌の学校給食のあり方を議論する検討会議始まる―給食の調理行う6割の給食室で老朽化が課題に…給食センター設置で年間3億円近く経費割安か―年内に意見まとめる予定

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 調理員の人手不足に、さらには老朽化。
 札幌市の子どもたちのために1日約14万食を提供する学校給食がどうあるべきか、将来に向けて検討が始まりました。
 札幌市教育委員会は6月18日から、保護者や大学教授などで構成する学校給食の在り方検討会議を設置し、議論をスタートさせました。
 札幌市では小学校や中学校など約300校で完全給食を実施、1日約14万食を調理、提供しています。
 校内で調理する164校のうち6割以上の給食室が築30年を超え、老朽化が課題となっていました。
 また概算で、現行の提供方法から複数校を一括で調理する給食センターを設置すると、年間3億円近く経費が割安で、一食当たりでみると100円ほど安くなります。
 年内にも意見を取りまとめる予定です。