2024年の暮れ、札幌ススキノの商業ビルで貯水槽がノロウイルスに汚染され、飲食店を利用するなどした男女27人が発熱や嘔吐などの症状を発症する「集団食中毒」が起きていたことがわかりました。
集団食中毒が発生したのは、札幌・中央区南3条西4丁目の「五番街ビル」です。
1月4日、札幌市内の医療機関から「先月29日にビルの飲食店を利用後に体調不良になった患者がいる」と保健所に連絡がありました。
市によりますと、ビルに入る4つの飲食店の客や従業員など男女27人が発熱や嘔吐などの症状を発症していました。
現在は全員、回復傾向だということです。
市は、ビル内に水を供給する貯水槽がノロウイルスに汚染されたことによる「集団食中毒」と断定。
ビルの所有者に原因究明や再発防止策などの改善指示を行いました。