北海道稚内市の沖合でロシアの警備当局に拿捕(だほ)されていた漁船が約2週間ぶりに解放され、6月11日朝稚内港に戻りました。乗組員14人は全員無事です。
鎌田 祐輔 記者:「午前6時です。解放された栄宝丸が朝日を受けながら稚内港に入ってきました」
稚内港に戻った稚内機船漁協所属の底引き網漁船「第172栄宝丸」。
5月28日、稚内市の沖合でロシア国境警備局に拿捕され、サハリンに連行されたあと罰金を支払い、10日約2週間ぶりに解放されました。
Q.体調どうですか?
船員:「…。疲れてます」
Q.どんな言葉をかけたい?
稚内機船漁協協同組合 風無 成一 組合長:「ご苦労さん、お疲れさん。(罰金を払ったのは)早期解放の為にはあらゆる手を尽くしたため」
乗組員は新型コロナウイルスの検査で全員の陰性が確認され、午前11時過ぎに下船しました。ただ、2週間は自宅などに待機するということです。