札幌ススキノのホテルで男性が殺害され首を切断された事件で、逮捕された親子3人のうち、殺人ほう助などの罪に問われている父親の2回目の裁判員裁判が開かれ、検察側は、実行役の娘が被害男性を2秒間に9回刺した、などと犯行の様子を明らかにしました。
起訴状などによりますと、田村修被告(61)は娘の瑠奈被告(30)と一緒にノコギリを購入するなど犯行を手伝い、自宅で頭部を傷つける様子をビデオ撮影するなどした「殺人ほう助」や「死体損壊ほう助」などの罪に問われています。
1月14日の初公判で、修被告は「事件が起きてから娘の犯行を知った」などと起訴内容を否認していました。
15日は検察側による証拠調べが行われていて、検察側は、瑠奈被告が被害男性を2秒間に9回刺した後、カメラで自撮りしていたことなどを指摘しました。
裁判は12回開かれ、判決は3月12日の予定です。