5月28日、北海道稚内市の沖合でロシア側に拿捕(だほ)された漁船員の拘束は続いていて、関係者からは心配する声が上がっています。
稚内機船漁協 風無 成一 組合長:「正当な海域で操業していたところ不当な連行、憤っている。早く帰ってくれればいい」
稚内機船漁協所属の「第172 栄宝丸」は5月30日、稚内沖の宗谷海峡で操業中、ロシア国境警備局の臨検を受けサハリン州に連行されました。
漁協によりますと、乗組員14人の健康状態に問題はないものの解放のめどは立っていません。
ロシア側は「国境警備局が違法操業を止めようとしたが、栄宝丸は逃げようとしたので信号弾を撃った」と話しています。