観光客のマナー違反など“オーバーツーリズム問題”―春節で多くの外国人訪れる北海道各地で対策 美瑛町では人気スポット「クリスマスツリーの木」駐禁規制 温泉地登別市では事前に手荷物を預ける実験も

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 中華圏の旧正月「春節」の大型連休で多くの外国人観光客でにぎわう北海道では、各地でマナー違反などオーバーツーリズムの問題への対応が行われています。
 上川地方の美瑛町では、観光客に人気の撮影スポット「クリスマスツリーの木」の周辺で駐車禁止の規制が始まりました。
 路上駐車による渋滞が多発しているため、警察は1月30日から2月21日まで、付近の町道約300メートルを駐車禁止区間に指定しました。
 「道路の真ん中で写真を撮ったり、車の通行の邪魔にならないように楽しんでいただきたい」(美瑛町商工観光交流課 成瀬弘記さん)
 一方、登別市では「オフエアポート・チェックイン窓口」という実証実験が始まります。
 新千歳空港の利用者が事前に手荷物を預け、到着先の空港で荷物を受け取れるサービスです。
 登別市周辺では、観光客の大きな手荷物による交通機関の遅延などの問題が起きていました。
 実験は2月4日から8日までです。