鹿児島・北薩トンネル内部 土砂が120mにわたり広がる

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内壁の崩落や土砂の流入などで通行止めが続いている鹿児島県北部の北薩トンネルの新たな映像が公開された。
 トンネルは出水市とさつま町を結ぶ高規格道路の一部で、長さ4850メートル。7月25日に出水市側から約1・8キロの地点で路面が最大40センチほど隆起し、全面通行止めに。26日には付近のコンクリート内壁が崩落。27日には湧水(ゆうすい)とともに流入した土砂がトンネル内を埋めた。
 県によると、27日以降は大きな変化はないが、まだ危険なため、被害が拡大していないかの監視が中心で、本格的な調査や土砂の除去などは手つかずのまま。流入した土砂は崩落現場の前後約120メートルにわたって広がっているという。