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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 落語界でも性加害事案か。女性落語家が裁判を起こしていました。
(女性落語家)「怒りしかないし。あの人がいなければ私の人生ももうちょっと華やかなものになったのではないかと、悔しさでいっぱいです」
訴状によりますと、上方落語協会に所属する女性落語家(当時20代)は、2017年12月、同じ協会に所属する男性落語家(当時40代)に酒を飲まされた状態で大阪市内のホテルでわいせつな行為をされたほか、舞台袖でキスをされたり付きまといなどの嫌がらせ行為を継続的に受けたと主張しています。
(女性落語家)「被害直後は被害のことを頭から離そうと思って自分の力で落語家として生きていくことが私の夢だったこともあり頑張っていたが、そこにも被告が現れて何度も邪魔したり怖がらせてきたので。舞台には全然立てなくて、事件とは関係ない落語家さんが舞台にでる情報を知っただけで身体が震えてしまう」
女性は男性からのこうした行為により心的ストレス障害を発症。約780万円の損害賠償を求めて2021年、訴えを起こしていました。
これまでの裁判で男性落語家は「虚偽の事実だ」として訴えを退けるよう求めてきました。
そして、5月7日、大阪地裁にこの男性落語家が出廷。尋問で、「女性とイベントに参加したあと女性から『きょうは帰りたくない』『一緒にいたい』などと言われ、2人でホテルに入った」などと延べ、女性に酒を飲ませて無理やり性交渉をしたという主張については否認しました。
さらに女性が上方落語協会の関係者らに「男性から被害を受けた」などと伝えたことについて、「虚偽の事実を拡散された」と訴えました。