9月1日で関東大震災から100年となるのを前に、当時虐殺された朝鮮人の遺族らが31日、東京都内で記者会見し、「虐殺は決して100年前の問題ではない。罪を問い続けなくてはいけない」と、日本政府に対し真相究明を訴えた。
在日韓国人2世の金道任さん(86)は5歳の頃、母親から虐殺の話を聞かされたという。当時群馬県で働いていた母の兄は、直後に東京へ向かって行方不明になり、虐殺に巻き込まれたとみられている。金さんは「なぜ殺されなければいけなかったのか。死んでも死にきれなかったと思う」と涙ながらに語った。