細川元首相が障壁画奉納 墨で描いた「雲竜図」 京都・竜安寺

時事通信映像センター

元首相の細川護煕さん(87)が11日、京都市右京区にある世界遺産の竜安寺に障壁画を奉納した。すでに奉納済みのふすま絵と合わせ、細川さん自筆の全92面の障壁画「雲竜図」が完成した。9匹の竜を描いた墨絵で、2026年10月以降に一般公開される予定だ。
 竜安寺は室町時代の守護大名細川勝元によって創建され、細川さんともゆかりがある。本堂のふすまの傷みが激しかったことを受けて細川さんが障壁画の制作を申し出、19年に本格着手。22年5月11日の勝元550年忌に合わせ、ふすま絵40面を奉納していた。