和歌山で「御供茶式」 佐藤春夫の没後60年しのぶ 約80人が参加

共同通信社

共同通信【速報動画】

和歌山県新宮市出身の作家佐藤春夫(1892~1964年)の命日となる6日、遺影に茶を供える「御供茶(おくちゃ)式」が新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で営まれた。約80人が参加し、没後60年となる文豪の業績をしのんだ。式では、詩人でもあった佐藤が詩を朗読する肉声の録音が流れた。境内にある佐藤春夫記念館によると、佐藤は茶を好み、帰郷の際には大社にあった茶室に知人らを招いて茶会を催した。