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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 トレーニングをしている人やスポーツをしている人が魅力的に見えることはないでしょうか。引き締まった体やがんばる姿を見て、ということもあるかと思いますが、これには「テストステロン」というホルモンの効果も大きく関係しています。
テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉量や骨量を増やす働きがあります。女性にも少量分泌されていますが、男性に圧倒的に多く分泌されているため、男性のほうが女性よりも筋肉量も骨量も増えやすいのです。
テストステロンは筋肉や骨の成長を助けるだけでなく、やる気や性機能などを高める働きが知られています。ところが男性の場合、テストステロンは20代をピークに分泌量が減っていき、中高年になると意欲の低下やうつ状態、疲れやすいなどの症状があらわれます。俗にいう男性更年期です。
筋トレには、テストステロンの分泌を増やす効果があります。加齢によるテストステロンの減少を補って筋肉を増やし、やる気を高め、更年期の症状を改善することが期待できます。
逆に女性の場合、肌の潤いやきめ細かさなど女性らしさを担っているのは女性ホルモンです。誤った食事制限で体脂肪を減らし過ぎると女性ホルモンの分泌量が減ったり、バランスが崩れて月経不順など心身の不調をきたします。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』
著／坂詰真二