ピーターパン・吉柳咲良、昨年の公演中止を乗り越え2年ぶり4度目のピーターパンを熱演

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女優の吉柳咲良(17)が21日、東京・めぐろパーシモンホールにて行われた主演するミュージカル『ピーターパン』の取材会に登場した。
 あす22日から公演がスタートするが、東京オリンピックの競技が本日よりスタートし、アスリート並みのフライングなど身体能力を見せているピーターパンにちなみ、「ライバル視している選手や注目している競技などはありますか?」と聞かれると、「(けいこに)集中しすぎて、ピーターパンの台本を見ることが日課になり過ぎて、テレビをまったく点けていない。最近、世の中がどうなっているのか、私はネバーランド以外の世界を知らない。今どうなっているか知らないのですが、オリンピックを超えたいですね! オリンピックにライバル宣言をしたいと思います」と意気込んだ。
 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年は2年ぶりの公演となったミュージカル『ピーターパン』は、日本上演40周年という記念公演となる。10代目として、ピーターパンを務めるのは今回で4回目の吉柳は、「4度目だからというよりかは、新しくなったという意識が強いです。初心に帰ったつもりでやろうと。1年目より緊張した気分でけいこを始めました」と告白。
 「この1年はドラマ出演など、いろんな経験をしてきました。この1年で歌や足の上げ方など、レベルを上げることができたと思います。お客様が『面白かった』と言ってくれればそれでいい。『ピーターパンがいた!』と思っていただけたら。吉柳ではなく、ピーターパンを見せたいと思います!」と力強く宣言した。
 演出を務めた森新太郎氏は「歴代のピーターパンの中でも、ここまで能天気なピーターパンは初めてじゃないかな?と自負しています。『こんな浮かれたやつなら、空も飛ぶよな』と」と吉柳の演技に太鼓判。フック船長役の小西遼生は「2ヶ月近くけいこをしてきましたが、今だからこそ見ていただきたいピーターパンになっている。早くお客様の顔が観たいです」と思いを伝えた。