楽天1位早川、投球術でマー君のような勝てる投手に

視聴回数420,680

※ 視聴回数について

日刊スポーツ

<プロ野球ドラフト会議>◇26日
「黄金の左手」で黄金左腕をわしづかみだ! 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、楽天石井一久ゼネラルマネジャー(GM=47)が4球団競合の末、ドラフト1位で早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)の交渉権を獲得した。過去2年は右手で外れくじを引いたが、日米通算182勝をマークした左手で引き当てた。
運命の行方を、早川は寮のラウンジからテレビ中継で見守った。石井GMのガッツポーズを目にした瞬間「率直にうれしかった。左投手に縁があるんだな、と思いました」。「隆久」の縁も画面越しに聞いた。さらに、日米通算182勝の石井GMが「僕よりも勝ってほしい」と言ったことを伝え聞いた。「勝利数は答えにくいですが…」とちょっと考えてから「チーム状況や運もある。防御率にこだわっていきたい」と真摯(しんし)に続けた。
偉大な先輩の背中を追う。楽天ですぐ思い浮かんだのは、田中将大(ヤンキース)だ。子どもの頃、後に早大の先輩となる早実・斎藤佑樹と甲子園で投げ合う駒大苫小牧のエースに目を奪われたことを思い出した。「楽天で日本一に。勝てる投手は、田中将大投手のような投手だと感じています。新人王、沢村賞、最多勝も取られている。追い越せるような選手になれればと思います」。まずは新人王が目標。志は高い。
4年前、高校から直接、プロ入りする選択肢もあった。だが、プロ入りした同い年の投手たちと比べて「自分には武器がない」と思ったのが、早大に進んだ理由だ。4年間で「最速155キロ左腕」の称号を手に入れた。ただ、武器はスピードとは思っていない。「スピードを生かし、変化球を丁寧に投げて、三振やゲームメークできれば」とプロでも続けたいスタイルを掲げた。喜びを内に秘めながら、1つ1つの質問に丁寧に答え続けた。視線の先に、大投手の背中を見ている。【古川真弥】