筒香がコールから決勝二塁打「あの場面で打点を挙げることができて嬉しい」

日刊スポーツ

<ヤンキース2-4レイズ>◇18日(日本時間19日)◇ヤンキースタジアム
レイズ筒香嘉智外野手(29)が「7番DH」で14日以来、4試合ぶりにスタメン出場。7日以来の打点となる値千金の決勝タイムリーを放つなど、4打数1安打1打点だった。
同地区の宿敵ヤンキース相手に、敵地で3連勝。試合を決めたのは、久しく快音が途絶えていた筒香のバットだった。2-2の同点で迎えた7回1死一塁。カウント1-1からヤンキースの剛腕コールが外角低めへ落としてきた89マイル(約143キロ)のチェンジアップをすくい上げた打球は、右中間を破る適時打となった。「あの場面で打点を挙げることができて非常にうれしく思います」。第1打席でも、鋭いライナーの右直を放つなど、タイミングは合い始めていた。
上昇気配で迎えた開幕後、主に「1番」で起用されていたものの、「考えすぎていた部分があった」こともあり、思うような成績は残せなかった。その結果、調子が下降する悪循環に陥った。「結果が出ていないので、いろんな感情はありました」。それでも、リーダー格のキーアマイヤーから「リラックスして、楽しめばいい」と助言されるなど、首脳陣や同僚のサポートが「前向きにしてくれた」と言う。キャッシュ監督は「大きな一打だった。ヨシ(筒香)にとってはタフな時期だったが、彼はよく練習するし、これで調子を上げてくれるといい」と、敵のエースをKOしたひと振りをたたえた。
だが、1本の適時打でホッとするつもりはない。昨季は、コロナ禍の影響で行動が厳しく制限され、納得の行く練習ができないまま、シーズンを過ごした。今年は、依然として制限付きとはいえ、徐々に打ち込みの量も増やせるようになった。DeNA時代から豊富な練習量で調子を上げるのが筒香流。「自分の中ではいい方向に行っていると思う。自分の体を敏感に感じ取れる状態を作っておこうと思います」。戦い方が不安定だったレイズも勝率5割に復帰。筒香にとっても、チームにとっても、「仕切り直し」にふさわしい一戦となった。
(写真はAP)